現在も川崎区では、大師少年球場・桜川球場・小田球場で、未就学児や小学生を対象とした無料の一般開放が行われています。さらに現在は、池上新田公園などへのバスケットゴール整備も進んでいます。大師公園
2019年の質問→2020年の試行→現在の継続・拡大、という流れを軸にするのがよいです。
子どもたちがボール遊びできる環境づくりについて議会で質問
令和元年6月28日の川崎市議会第3回定例会で、地域の子どもたちが身近な場所でキャッチボールやバスケットボールなどを楽しめる環境づくりについて質問しました。
きっかけは、地域の皆さまから寄せられた、
「バスケットゴールがないので、東京や横浜まで行かなければならない」
「子どもがキャッチボールできる場所をつくってほしい」
という声でした。
子どもたちが屋外で自由に体を動かせる場所は、健やかな成長のためにも大切です。
一方、公園では安全性や騒音、近隣住民への配慮なども必要となります。
そこで、新しい施設を整備することだけでなく、既存の公園や野球場、体育施設などを有効に活用し、子どもたちがボール遊びをできる場所を増やすよう求めました。
ボール遊びができる公園が少ない状況を指摘
当時、市内でバスケットゴールが設置されている公園は6か所、キャッチボールなどの練習ができるコーナーのある公園は5か所との答弁でした。
特に川崎区では、子どもたちが自由にバスケットボールやキャッチボールを楽しめる場所が限られていました。
そこで、公園利用者の安全確保や地域の皆さまの理解を得ながら、バスケットゴールなどの整備を進める必要があると訴えました。
市からは、安全性やスペースの確保、地域でのルールづくりなどの条件が整い、公園管理運営協議会等の同意が得られた場合には、バスケットゴール等を設置することは可能であり、地域の要望に応じて対応していくとの答弁がありました。
「既存の野球場を子どもたちに開放しては」と提案
公園への新たな施設整備には時間がかかります。
そこで、川崎区内にある既存の野球場を、利用予約の入っていない時間帯などに子どもたちの遊び場として開放することを提案しました。
当時、川崎区には、ふれあいネットで予約できる桜川球場、小田球場、大師球場、池上新田球場、富士見球場、中瀬球場がありました。
こうした既存施設について、例えば曜日や日にちを決めて開放し、子どもたちがキャッチボールなどを楽しめる場所として活用するよう求めました。
これに対して市からは、
「川崎区における野球場についても遊び場として開放できるよう、関係部署と連携しながら、公園の柔軟な利活用に取り組む」
との答弁がありました。
翌年、大師公園の野球場で無料開放を試行
その後、令和2年3月、大師公園の軟式野球場で、小学生以下の子どもたちとその保護者を対象とした無料開放が試行的に実施されました。
平日の午後1時から午後4時まで、キャッチボールなどのボール遊びができる場所として開放されたものです。
2回予定されていたうち、初回は雨天で中止となりましたが、3月25日の開放日には、小学生以下の子ども62名を含む79名が来場し、サッカーやキャッチボールなどを楽しみました。
同年9月の決算審査特別委員会で、この取組の実施状況と今後について改めて質問しました。
市からは、子どもたちが屋外で体を動かして伸び伸び遊ぶことは、健全な心身の育成に大変有意義であるとして、試行実施の効果や課題を踏まえながら、球場の開放を継続していくとの答弁がありました。
現在も野球場の一般開放が続いています
その後も取組は続き、現在、川崎区では、大師少年球場、桜川球場、小田球場で、未就学児や小学生を対象とした野球場の一般開放が実施されています。
利用料金は無料で、子どもたちがボール遊びなどを楽しめる場所として活用されています。大師公園
例えば、小学生については桜川球場が原則毎月第3水曜日、小田球場が第4水曜日に開放されています。未就学児を対象とした開放も実施されています。大師公園
バスケットボールができる環境も拡大
バスケットボールについても、その後、公園を活用した環境整備が進められています。
川崎市は令和4年10月から、公園にバスケットゴールを設置する実証実験を開始しました。
現在、川崎区では池上新田公園に一般用・ジュニア用のバスケットゴールが設置されています。また、小田7丁目公園ではジュニア用バスケットゴールの常設化に向けた整備が進められています。川崎市公式サイト
今後も取り組みます
子どもたちにとって、外で思い切り体を動かし、友達と遊ぶことのできる場所は大切な地域の環境です。
一方で、公園は子どもだけでなく多くの方が利用する場所であり、安全性や騒音、近隣の皆さまへの配慮も欠かせません。
だからこそ、単に「できる・できない」とするのではなく、地域の皆さまとルールを考えながら、既存施設も有効に活用し、子どもたちが伸び伸びと遊べる場所を増やしていくことが重要だと考えています。
2019年に議会で野球場の開放などを提案し、その後、大師公園での試行を経て、現在では複数の球場で一般開放が行われています。
今後も、子どもたちの声にも目を向けながら、身近な地域でスポーツやボール遊びを楽しめる環境づくりに取り組んでいきます。