川崎駅東口駅前広場は、通勤・通学をはじめ、毎日多くの方が利用する場所です。
その一方で、視覚障害のある方から、バス乗り場へ向かう横断歩道を安全に渡ることが難しいとのご相談をいただきました。
私は2024年6月21日の川崎市議会第2回定例会で、この問題を取り上げ、視覚障害者の安全な歩行を支援する「エスコートゾーン」の設置を求めました。
約5メートルの横断歩道で白杖を何度も蹴られてしまう
ご相談をいただいたのは、川崎駅東口駅前広場の中央から、海島・空島のバス乗り場へ渡る横断歩道です。
通勤・通学のラッシュ時には多くのバス利用者が行き交い、視覚障害のある方からは、
「約5メートルの横断歩道を渡る間に、白杖を4回ほど蹴られてしまうことがある」
との声をいただきました。
さらに、この場所は京急線の高架下にあり、電車が通過する際の大きな音などによって方向を把握しづらくなり、さくら通りやバスロータリー側へ出てしまう可能性があるとのことでした。
エスコートゾーンの設置を議会で要望
こうした事故を未然に防ぐため、私は横断歩道への「エスコートゾーン」の設置を議会で求めました。
エスコートゾーンは、視覚障害者が横断歩道を安全に渡れるよう、横断方向を足裏や白杖で確認しやすくする設備です。
市からは、川崎区では日進町交差点など4か所の設置事例があり、
「視覚障害者が横断歩道を歩行する際の安全性や利便性を向上させるために有効」
との認識が示され、交通管理者に事業推進を求めていくとの答弁がありました。
西村くにこ県会議員と連携し、エスコートゾーンを設置
議会での質問後、早期の安全対策につなげるため、西村くにこ神奈川県議会議員と連携し、交通管理者への働きかけを進めました。
その結果、要望していた横断歩道に、エスコートゾーンが設置されました。
今回の取組は、視覚障害のある方から寄せられた具体的な声が出発点です。
市民からの声
→ 現場の課題を確認
→ 市議会でエスコートゾーンの設置を要望
→ 西村くにこ県会議員と連携
→ エスコートゾーンを設置
地域からいただいた声を議会につなぎ、県議会議員とも連携することで、具体的な安全対策につなげることができました。
誰もが安心して移動できる川崎駅周辺へ
駅前の横断歩道は、多くの人にとっては何気なく通り過ぎる場所です。
しかし、視覚障害のある方にとっては、混雑や白杖への接触、電車の大きな音などが重なることで、安全な移動が難しくなる場所でもあります。
今回、エスコートゾーンが設置されたことで、視覚障害のある方が横断方向を確認しやすくなり、安全な移動を支える環境が一つ整備されました。
今後も、実際にまちを利用する方々の声を大切にしながら、障害の有無にかかわらず、誰もが安心して移動できる環境づくりに取り組んでいきます。